
会社概要
カリフォルニア州のDaico Industries, Inc.は、ロサンゼルス国際空港(LAX)から15マイルほどの場所に、41,000平方フィートの工場をもつ防衛・航空部品を製造する企業です。
創業から50年以上で、防衛、航空宇宙、民間航空機、その他ハイエンドの商業産業向けに高度なRF/マイクロ波制御製品とアンプなどを製造・販売をしています。同社のカスタムメイドの信頼性の高い製品は、主に衛星、レーダー、ナビゲーション、通信、電子戦、ミサイル・システム・アプリケーションなどは、複雑で高度な商品に利用されており、その技術力と卓越したエンジニアリング力は官公庁や民間企業の両方から高い評価を受けています。
Project Overview
Daico Industries社は、既にサポートが終了してしまった、古いERPシステムをアップグレードする必要性に迫られていました。もともと30年前に導入されたこのシステムは、限られた機能しかなく、会社のシステム的な強みなどを発揮する事はありませんでした。この時代に遅れたシステムが、Daico社の業務に大きな課題となり、生産効率の改善や、最新のテクノロジーを活用しながら業務を効率化する機会などを奪っていました。また、国防総省 (DoD) やボーイング、BAE システムズ、ロッキード・マーティンなどの大手防衛企業からは、正確な生産時間の管理やその追跡記録の報告などを求められていました。そこで、Dynamics 365 Business Central に導入により、DAICO は生産時間などを正確に追跡できるようになり、契約上の義務の遵守と防衛パートナーとの記録やデータの透明性向上など多くの改善を行うことができました。
お客様の声
「会計部門では、買掛金と売掛金の管理が、以前のERPシステムに比べてはるかに効率的で、コストもより詳細に把握できるようになり大変満足しています。」
Bill Lyon, CFO
ソリューション・モジュール
Microsoft Dynamics 365 Business Central
業界やERPの詳細な調査を実施し、カルソフトのERPチームとも長い期間相談した結果、DaicoはDynamics 365 Business Centralの戦略的な導入を決めました。
このソフトを選んだ理由は、下のような点からです:
- メンテナンスの容易さ: Dynamics 365 Business Centralはユーザーフレンドリーなシステム環境上で、その維持管理を簡素化し、ITスタッフの負担を軽減しながら、継続的な安定運用が実現できる。
- レポート機能: Business Centralの充実したレポート機能により、Daico社が必要な詳細なデータと分析を可能にし、データにも基づいてより正しい意思決定がサポートされる。
- ビジネスニーズに合致: Business Centralは、前述したようなDaico社の業務や製造データなどの具体的な要件に合致するソリューションとなる。業務上の課題に対し、最新のテクノロジーを業務で効果的に活用できるようになり、顧客にニーズに答えられました。この導入後、Daico社は効率性、生産性、全体的なビジネス・パフォーマンスを確実に向上させることを可能にしました。
Results Achieved
Business CentralはDaico社の業務に大きな変革ももたらしました。変革メリットの大きなひとつとして、データに因るコスト追跡精度の大幅な向上があります。購買や製造データの可視性を高め、報告システムを簡素化した事により、コストを正確に追跡や分析し業務効率や顧客サービスを改善することができました。その結果、財務状況が改善されただけでなく、より精度の高い意思決定も可能になりました。
また、Business Centralの導入により、システムの保守費用も削減され、ほぼすべての管理部門で、生産性が大幅に向上しました。システムのユーザーフレンドリーなインターフェースと反復タスクの自動化が生産性向上に貢献し、Daicoはより効率的かつ効果的に業務を遂行できるようになりました。
- コスト追跡精度が向上
- 報告システムの可視化と簡素化
- ソフトウェア保守費用の削減
- 旧式のグリーンスクリーンERPシステムと比較して、ほぼすべての管理業務において生産性が大幅に向上。
なぜカルソフトを選んだか
Daico社は4社のERPベンダーからの提案を受け、各社と面談や折衝を行い、いくつかのDaico社にとって重要な決定要件に基づいて、最終的にCalsoftを導入パートナーとして選択しました。考慮された決定要件の中には、カルソフトのDynamics 365 BCソフト対する明確で透明性のある回答、導入と継続的サポートの両方における経験や競争力のある価格設定などがありました。さらに、カルソフトの既存顧客3社と連絡を取り、彼らのカルソフトとのプロジェクトやサポート経験からポジティブなフィードバックを得た事も、その決断後押しする要因となりました。