カテゴリーアーカイブ: Microsoft Dynamics AX

AX 2012からDynamics 365 Finance and Supply Chain Managementへのアップグレード

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Microsoft Dynamics AX2012からDynamics365 Finance & SCM (ファイナンスおよびサプライチェーンマネージメント)へのアップグレード  Dynamics AXは、マイクロソフトが中規模及び大企業向けに提供する主力のERP製品です。2002年のリリース以降、長年にわたり世界130の国や地域で導入されてきたソフトウェアですが、マイクロソフトから、2017年を最後にDynamics AXの新しいバージョンは今後リリースされないことが発表されました。 今後Dynamics AXのバージョンアップグレードが施行されず、もし古いままの“レガシーERP” 環境としてその後もDynamics AXを運用する場合は、システムパフォーマンスの低下・データ保全性・運用負担増加、社員や会社のITリテラシーの低下やオペレーション効率の低下などの種々の弊害が生じ、同時に情報漏えい・サイバー攻撃等の大きなリスクが生じ、多くの企業が早急な対応をせまられる状況にあります。

マイクロソフトERP:Dynamics AX、Dynamics GP、Dynamics NAVのERP比較

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Dynamics AX、Dynamics GP、Dynamics NAVのERP比較 MicrosoftのDynamics ERPシステムについては、いろいろと下調べをされた方もいらっしゃると思いますが、日本語ではそれらの比較をしている記事が少ないと思います。ここでは、それぞれのソリューションの比較を簡単に書きますのでご自分の会社に適したソリューションを選ぶ際には少しでもご参考にしていただければと思います。 まず、Dynamics AX、Dynamics GP、Dynamics NAVについて、ハイレベルな説明をします。 Dynamics ERPの3つのシステムは、企業が有しているリソースをより有効に管理・活用できるように設計されています。主に財務・会計データ、受発注、在庫、顧客情報、給与計算などの業務するために使用することができます。しかし、3つのシステムを検討する際には、考慮すべきいくつかの重要な違いがあります。 Dynamics AX(現在はDynamics 365 Finance & SCM) Dynamics AX(ダイナミックスAX)は、マイクロソフトのエンタープライズ企業(大企業)向けERP ソリューションです。AXは、特に製造、流通、サプライチェーン、小売業界の中堅企業から大企業の間で愛用されており、複数国、多言語、複数会社、多通貨、連結決算書など、複雑なニーズを持つ企業に必要な多くの機能を待ち合わせています。 Dynamics AXは2016年11月にDynamics 365 Finance and Operationsとなりました。 Dynamics NAV(現在はDynamic 365 Business central) Dynamics NAV(ダイナミックスNAV、旧Navision)は、中小企業(年商1億~50億円程度までの企業)に適しています。同規模ERPのDynamics GPと比較すると、NAVは短期間で使用を開始できるような設定も可能でありシステムをあまりカスタマイズする必要がない)より柔軟性があります。Dynamics AXと同様、北米、南米、欧州、アジアなど世界中の幅広い企業のニーズに対応し、実際には中小企業だけでなく、複数の国でビジネスを展開する大企業などのニーズにも対応可能です。 NAVは非常に使いやすいなユーザーインターフェイスを持ち、画面のフォーマットやレポートのフォームなども簡単に変更することができます。 Dynamics NAVは2016年11月にDynamics 365 Business Centralとなりました。 Dynamics GP Dynamics GP(ダイナミックスGP、旧Great Plains)は、オールインワンソリューションを必要とする中堅企業に最適なシステムです。 Dynamics GPは、財務分析機能や予算管理ツール、柔軟なレポートオプション、会計中心に使いやすさを考慮したインターフェイス、データ保護や記録のためセキュリティ機能を備えています。ただDynamics GP1つ欠点は、北米、オセアニア、一部のアジアなどの英語圏での利用が中心で、他のソリューションのように多言語サポートやグローバルな拡張性を提供していないことです。 D365D365 クラウドシフト – クラウドへの移行を簡単にする (calsoft.com) 詳細資料では、(一般的なメリット、国際業務、企業間業務、レポート/ビジネスインテリジェンス、商社・卸販売業向け機能、メーカー向け機能、CRM機能、その他)のカテゴリーで比較を表しています。 […]