近年では、コロナウイルスによる働き方の変化やクラウド版ERPの登場により、ERPは大企業だけでなく中堅企業にとっても身近な存在となりました。このような中規模のERPを以前よりうまく活用できている企業がある一方、導入数が増えた分、うまく活用できていない企業例も多く見受けられます。その原因は様々ですが、導入前の事前準備・情報不足により導入がうまくいかなかったというケースが増えています。
そこで、ERPの導入を検討している企業に向けてこのERP導入ガイドを作成しました。マイクロソフトのゴールドパートナーとして、９０年代からERP導入をしてきた知識・経験を生かし、ERP導入を成功させるために重要なポイントを以下の９つにまとめました。
（１）ERPの選び方
ERPの価値を最大限に活かすためには、企業に合ったERPを選ぶことが大切です。この記事では最適なERPを選ぶときに考慮するべきポイントをご紹介します。
（２）ERP導入にかかる費用
ERPにかかる費用はプロジェクトや会社の規模により異なります。したがって、この記事では、一般的な例として中堅企業がERPを導入した際にかかるおおよその費用を解説します。
（３）ERP導入にかかる期間
今回の記事では、（２）ERP導入にかかる費用で使用した3社の例を使用し、ERPを導入した際にかかる期間について解説します。「ERPの導入を考えているが、どれくらいの期間を要するのか分からない方」、「ERP導入の流れを理解したい方」におすすめの記事です。
（４）クラウドとオンプレミスERPの違い
この記事では、クラウドとオンプレミスERPの違いをそれぞれの導入事例をもとにご説明します。クラウドERPに関する詳しい説明は “（９）クラウド ERPとは” をご覧下さい。
（５）ERPベンダーの選び方
ERP導入を検討する際のベンダー選びは非常に重要です。信頼できるパートナーと連携して導入作業を行うことにより、プロジェクトを円滑に進め、ERPの価値を最大化することができます。
（６）ERPをベストプライスで導入する方法
「ERPの導入コストを抑えたい」というのはどの企業にも共通したニーズです。この記事では、ERP導入費用の相場を比較し、適正価格でERPを導入する方法をご紹介します。
（７）ERP導入の契約形態：固定金額（定額）とT＆M（実費償還）どちらがいいの？
ERPのベンダーが決まったら今度はベンダーとの価格交渉の時間です。この記事では、ERP導入によく使われる契約形態の固定価格と実費精算について解説します。
（８）Microsoft ERPの比較：Dynamics 365 Finance and Operation、Dynamics 365 BC、Dynamics GP
ERP市場は規模が大きく、数多くあるERPの中から自社に合ったERPを選ぶことは容易ではありません。そこで、本稿ではERP市場をけん引する大手ベンダーであるマイクロソフト社の主要ERP、Dynamics 365 Finance and Operation（SCM）、Dynamics 365 Business Central、Dynamics GPそれぞれの概要と、簡単な比較表もご紹介します。
（９）クラウドERPとは?
近年のERP業界では、従来のオンプレミス型ERPに代わり、クラウド型ERPが主流となっています。クラウドERPの概要や種類、購入する際のオプションに関して簡単にご説明します。